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伊藤亜斗武とゲキバカから皆様へのお知らせ

更新日:2018年11月28日



突然ではありますが、ゲキバカ劇団員の伊藤亜斗武が、本人の希望により今度の夏の2本立て公演をもって退団することになりましたので、ご報告を申し上げます。

以下、本人からのご挨拶です。


 


ゲキバカを応援してくださる皆様、お世話になっている皆様へ

いつも劇団ならびにメンバーを温かく応援してくださり、誠に有難う御座います。 伊藤亜斗武です。

発表というものが、皆様にとってはいつも“突然”の出来事になってしまう事を御許し下さい。 私事になりますが、2018年の夏公演出演をもって、ゲキバカを退団する事になりました。 この度はその御報告となります。

はじめに申し上げておきたいのは、これが「別れ」ではないという事です。 もちろん、ケンカ別れでもありません。 人として別れるわけではなく、劇団員同士ではなくなるという形になります。 昨年秋頃から、メンバー1人1人と個別で、電話だったり、食事の席だったり、 時間をいただいて、思いを告げ、多くを話し合いました。 メンバーからも多くの言葉と思いを受け取りました。

皆、それぞれの目標に向かって全力で突っ走っていて、僕も僕なりに走っていて、その中で、僕は劇団員としての時間をそれ以外の時間に替えるという結果であり、メンバーとまたどこかで共演する事だって当然あるんじゃないかと思っております。

ゲキバカとの出会いは10年前。 当時僕が通っていた演劇塾に柿ノ木さんが見学に来ました。そういう日に限って僕は遅刻して参加した記憶があります。 芝居を見てくれたわけではなく、準備体操と筋トレを見た後、柿ノ木さんは黙って帰っていきました。 それから少し経って劇団に誘われ、ゲキバカの公演に出演しましたが、メンバーから反対されたらしく、入団はできませんでした。

「あんな下手な奴、うちにいたって可哀相」そんな理由だったそうです。

以来、ゲキバカの公演には関われず、ただ、柿ノ木さんが演出を務めるゲキバカ以外の公演に呼んで頂き、スパルタのような日々が始まりました。 それから数年、粉雪が降る正月の夜空の下で道路工事の警備員のアルバイトをしていたとき、柿ノ木さんから「あらためて、ウチに入らないか?」というメールがあり、入団する事になりました。

皆様に“突然”入団発表したのは、それから数ヶ月後の、ゲキバカが「東京25時」というテレビ番組に出演し放送された、 5年前の今日、3月31日でした。

あの日のことは一生忘れません。そしてゲキバカで過ごした5年は、これから俳優を続けていく僕の中では財産であり、武器だと思っております。ゲキバカが、大阪ゲキバカが、僕を育ててくれました。 笑ったら笑い合い、泣いても笑われた、とても大切な時間でした。

「ゲキバカは次、どんな公演やるんだろう」「ゲキバカ面白いもんなあ」 退団しても、僕はきっとこんな事を思いながら劇団の様子を見ていると思います。 その分、「あいつも頑張ってるなあ」と思ってもらえるよう、これからも精進致します。

ここで長いお話ししてもよくないですね。自身のブログでまた挨拶させてください。

次回のゲキバカ夏公演は、今までと変わらずゲキバカメンバーとして出演致しますので、 また劇場でお会いできるのを楽しみにしております。

最後になりますが、この5年間、ゲキバカの伊藤亜斗武を支えて下さり、応援して下さり、 本当に有難う御座いました。 この気持ちは、どうしても言葉にできません。 ただただ、感謝の思いでいっぱいです。

ゲキバカは、いつまで経ってもゲキバカです。 これからもずっと、大好きなゲキバカです。

どうかこれからも、ゲキバカのご声援、宜しくお願い申し上げます。

2018年3月31日 ゲキバカ 伊藤亜斗武


 

元来の彼の生真面目さと、この挨拶文を書くにあたって、石黒圭一郎の引退発表の際のものをもとにして書いたせいで、文章がやけにどっしりとしていて、最初に読んだ際は、彼は役者を廃業してしまうのかと錯覚しましたが、あくまでゲキバカから卒業するだけで、役者はバリバリ続けていきますので、どうかお間違えの無いようにお願いいたします(笑)

ちょうど入団から五年という節目にあたりましたので、本日の発表となりました。

今度の夏の公演が終わったら、ゲキバカを飛び出して、活躍の場を広げていくということです。 どうぞ、今後とも伊藤亜斗武を応援していただければ幸いです。 ついでにゲキバカもよろしくお願いいたします。

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